すべて,  ダイヤリー

病院を辞めました。おいも屋さんの挑戦。

1月31日が最終の勤務日で、新卒から約3年間勤めた病院を退職しました。

2月15日付けまでは法人のスタッフだったので、ブログは更新していなかったですが、ちょうど退職したときに自分の記録として、これからの想いなどを書いていたので更新します。

誰得でもないこの長文。自分自身の頭の整理のためでもあります笑
最後まで読んでられたひとはすごい!!

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キッチンカーをはじめようと思ったきっかけはここ。



辞めることを選択した理由

もともと仕事を辞めるつもりは全くなく、休みの日だけの週末キッチンカーをしてみようという気持ちでした。

はじめはほぼ無計画にスタートし、現状も軌道に乗っている訳でもありませんが、自分で自由にできる楽しさ、その先の夢とワクワクがあり、ココットに集中することに決めました。



安定よりも。そして違った形で叶えたいこと。

作業療法士として勤めたリハビリ専門の病院。

心と身体を隔てずに両方をみる作業療法の理念にとても心を動かされ、高校生の頃、「自分がやりたいことはこれだ!」とピンときたのがこの仕事でした。


大学で4年間学び、新卒から約3年間。
働いたのはたったの3年間ですが、学べることは多くありました。


患者さんの身体がよくなっていき、気持ちが変化していく過程を共にできたり、リハビリをしながらの何気ない会話。そんなひとつひとつが毎日のやりがいでした。


作業療法の仕事は大好きだし、一緒に働く職場の人たちもこんなだめだめな自分にもあたたくて。居心地がよい場所でした。


ただ、毎日同じ場所で、「病院」というある意味、狭い世界。

何年働いてもこの環境は大きくは変わらない。


1日1日のやりがいや楽しさがあり、多少安泰ではあるけれど、刺激が少なく、先がなんとなく見えてきてしまう感覚もどこかにありました。


地域に出たら、世界に出たら、もっともっといろいろな考え方のひと、文化が広がっています。

安定してしまうことが怖くて、やりがいを感じながらも、いつもどこかにもどかしさがありました。


“ Everyone to find happiness. ”
みんながそれぞれの幸せをみつけること

大学時代に海外を夢を尋ねながら旅をしていて、自分が描いた夢です。


抽象的で綺麗事みたいですが、これが自分にとっての人生のテーマのような
仕事として「人にこう貢献したい」という、大切にしたい気持ちです。


作業療法での考え方ともシンクロする部分があると思っていて、形は少し違うけれどココットを通して叶えていきたい。

以下、作業療法(Occupational therapy)の定義

 Occupational therapy is a client-centred health profession concerned with promoting health and well being through occupation. The primary goal of occupational therapy is to enable people to participate in the activities of everyday life. Occupational therapists achieve this outcome by working with people and communities to enhance their ability to engage in the occupations they want to, need to, or are expected to do, or by modifying the occupation or the environment to better support their occupational engagement. 

WFOT 2012



ココットのコンセプト

ココットで大切にしていきたこと。

ワードとして挙げると・・・

「おかえり ただいま」

「日常の中の小さなしあわせ」

「こころもお腹もホッ♡」

来てくれるひとにとって身近な存在でありたいと思っています。

サードプレイス(第3の居場所)という言葉が好きで、自宅でもなく、職場や学校でもなく、もうひとつの安心する場所。

これは自宅や職場が良い、悪いどうこうではなく、

ひとには安心できる居場所がたくさんある方が、少しなにかあったときに逃げ場となったり、日常の中で小さなしあわせを感じられる場所になると思うのです。

「『自立』とは依存先を増やすことである。」

東京大学先端科学技術研究センター准教授の熊谷晋一郎さんの言葉です。

ココットも「おかえり ただいま」というあたたかさのある、誰かにもってもう一つの安心できる場所でありたいです。


こころもお腹もホッ♡



これから先への想い

焼き芋のなんとなくレトロというか、素朴な感じがすきです。

タピオカやパンケーキなど、キラキラしたものよりも自分にはちょうどいい感じ。笑

いや、ココットはずーっとどの世代からも愛されるこの焼き芋ももっと親しみやすく、おしゃれなものにしていこと思っています。


新しいことにチャレンジするとき、失敗はつきもの。

でも、やって無駄なことはきっとない。
試行錯誤して、失敗もしながら成長していきたいと思います。


組織の良さもありますが、個人事業主となり、全部自分の責任なので、「まずはやってみる」が許される。


例えば、小さなことですが、

ココットのスケッチブックに夢を描いてもらう夢割引

子どもの合言葉「おいもください」のおつかい割引

こういうことが自由にできるのは本当に幸せだなぁと思います。

そして、好きなことが仕事になった時に自分がどう感じるのかの確かめていきたい気持ちもあります。

好きなことほど仕事しないほうがいい。という意見もあるけれど自分はどう感じるのか。



今後の展開

「きちんとそろばんを計算しながらロマンを持ち続けることが必要です」

これは経営コンサルタントの瀧本哲史さんの言葉で、最近の自分にすごく刺さった言葉でした。


これまで自分はあまり綿密には計画を立てずに「こうしたい!!」という気持ちだけで突き進むことが多くありました。

ロマンや想いがなくては、実現したいことは形になっていきませんが、それと同時にそろばんをはじくことも大切であると。


数年前にいまのコロナの状況が予測できなかったように、予測しきれないことも多く、変化に合わせていく必要もあります。

ただ、自分たちでコントロールできる部分に関しては、数ヶ月先、数年後の目標や計画を立てていくことも今後大切にしていきたいと思います。



これからのココットの目標は、

キッチンカーでの出店は大好きなので、継続していくことはもちろん

もっとココットのコンセプトや想いを共有して、拡げていくということ。

・47都道府県でココットのキッチンカーが多くのひとにしあわせを分けれていたら最高だなぁ。

・店舗もあって行けばか必ずホッとできる場所があったら最高だなぁ。



日常・プライベートのこと

本業の仕事を辞めたひとつとしては、もっとインプットする時間を作りたかったというのも正直なところです。

仕事が終わって、すぐ出店の準備。

休みの日は農家をまわったり、ホームページの修正をするなど、目先のやることばかりが重なり、頭をゆっくり整理する時間や、本を読むなどのインプットする時間が減ってきていいました。

そして日々に余白を持つのも大事だなぁと。感じるようになっていました。

キャンプでもしたい。大自然に触れたい。
というちょっとした心の叫び。笑



家族や周りのひとの支え

もう、妻がゴットオブゴットです。

結婚して2年。一緒に生活を共にするようになって5年が経ちます。

人生の大先輩をみていればまだまだ日は浅いですが、いつになっても特別な存在であり、自分にはないものを持っていて尊敬するひとです。

そして、こんな好き勝手な自分を理解してくれているのか、、神様のようです。笑



ただ、いくら好きにさせてくれているからといって、家族は支えていけないとね。妻、そして将来の子どものこともを支えられるように。

サラリーマンってすごいなとつくづく思います。毎月決まった額の収入がある。

生活を成り立たせるだけの収入を、自分で作り上げることがどれだけ大変なことか。

ワクワクしながら、楽しみながらやっていけば。
来てくれるひとの目線になって考えていれば、必ずいい流れができると信じています。


やりたいことにチャレンジできるしあわせ。

これは自分が行動に移していっているからだけではない。

ひとりの力では成り立たせられていません。
周りのひとの支え、環境に感謝を忘れずにしていきたいです。



いつも応援してくださっている皆様にも感謝です。

これからもどうなっていくか見守ってくだされば幸いです。
そして大失敗したときは思いっきり笑ってやってください笑


こんな長文を読んでくださった方、ありがとうございます。
今後もよろしくお願い致します。

ココット店長 かたよせ

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