さつまいもの新品種「あまはづき」だとー!!【紅はるか・シルクスイートを超えてくる!?】
おいも界で超ホッとなニュースですw
まだGoogleでインデックスが追いついていないくらいホットですが、
こんな記事をTwitterでさつまいも好きの方から知りました。
(研究成果) 8月の収穫直後から甘い サツマイモ新品種「あまはづき」 | プレスリリース・広報
https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/carc/144297.html
目次
さつまいもの新品種「あまはづき」の特徴
ページで紹介されている内容をざっくりと。
↓ ↓ ↓
・『あまはづき」は収穫直後から糖度が高いことが特徴。
・肉質がねっとりして食味が良い。
・8月頃からねっとり甘い焼き芋になってくれる!
・2022年春から、関東地方を中心に民間種苗会社を通じて苗が供給される予定。
意外とすぐ。来年の秋には皆様にもお届けできるかも!?
さつまいもの甘さには外せない「貯蔵」の過程
野菜というなんとなく、
「採れたて新鮮なほど美味しい」というイメージがありますが、
さつまいもはまったくの逆です。
収穫直後のさつまいもは、
でんぷん質が多く、糖度も低いです。
そのため、適切な温度・湿度で「貯蔵」する過程が必要です。
寝かせてあげることで、糖化を促して、あま〜いさつまいもになってきます。
「熟成」ともいいますね。
秋の味覚というけど本当の旬は?
秋の味覚のイメージで、テレビやコンビニなどは、
毎年9月頃になるとさつまいも・焼き芋の特集をよくしていたり、期間限定のおいもスイーツなどが目立ちます。
しかし、熟成も重要なポイントであり、
こだわっている農家さんは9月頃に収穫しても、
12月まではしっかり貯蔵させて、全く出荷しないという方もいます。
ココットの場合は、前年収穫のさつまいもの後は、
産地を九州の方に切り替えて、7月から収穫したさつまいもを9月、10月に仕入れるなどの工夫をしています。
同じ産地・農家さんで比べても、
この期間によって、さつまいもの味・甘さはまったく異なります。
「貯蔵期間」というのはかなり大きなポイントであると実感しています。
この9月、10月ごろがいちばん難しいでしょう。
糖度が低く、パサパサになりやすいです。
ねっとり系のさつまいもが本領を発揮しだす時期
紅はるか・安納芋・シルクスイート etc..
ねっとり系に分類されるであろう、これらの品種
本当の意味で蜜蜜で濃厚なあま〜さを感じられるのは
収穫から3ヶ月以上経った年明け頃と考えています。
さらに、キュアリング貯蔵でしっかり管理されて
年を越し、春を越えて、夏までよい状態で残っているさつまいもはもう
『黄金』です。
焼き芋が大好きでたまらない方は、夏に焼き芋を買い溜めましょう!笑
少なくとも、肌寒くなってきたし、おいもの時期だなぁと秋に食べて、
あれ〜こんなもんか。と思った方は年明けにも食べてみてください。
また違った印象を受けるかと思います。
そのくらい同じさつまいもでも変化する顔を見せてくれるのがさつまいもです。
案外、新芋のほっくりな優しい甘さも悪くないんですけどね。
ほっくりもねっとりも個性。あまはづきに期待したいこと。
焼き芋は甘ければいいという訳ではなく、
結局は好みです。
「しっとりとろけるシルクスイート」がココットのいちばんの看板商品で、
商品名の通り、とろけるような糖度があって濃厚な甘さ、滑らかな舌触りが目指すところです。
そんな自分も、実は、ほっくりな紅あずまや金時、紅赤も好きだったりします。
あの安心するほっとする感じ。
より主流で支持も高く、仕入れも安い「紅はるか」を使わない理由は、
甘さだけでなく、シルクスイートは食感や香りだったりのトータルのバランスがより取れているなぁと感じるからです。
しかし、9月・10月に差し掛かり、
なかなか自分のイメージしているものにならないのも正直なところ。
これは紅はるかも、シルクスイートも、
現状、流通しているさつまいも全体に共通していることではあるかと思います。
時期による超えられない壁。
でもそれを「あまはづき」は乗り越えてくれているのかぁなんて。期待をしてしまいます。
はやく目の前に手にしてみたい。焼いてみたい。
あまはづきの苗を来年購入する農家さん、是非連絡ください!!
ほんとうに!笑 ココット店長 おいもくんは飛んでいきます。
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